DISCOGRAPHY

回廊
  • 2006.12.6
  • BVCR-18087
  • ¥1,890(税込)
  • BMG JAPAN INC.
  • 山田タマル - 回廊

1st MINI ALBUM回廊

資生堂マキアージュCMタイアップ曲「My Brand New Eden」、2NDシングル「秘密の静寂」を含む全7曲。収録曲「手」は映画「ユメ十夜」(原作:夏目漱石 配給:日活株式会社)主題歌に抜擢、「IRONY」が北海道のアクセサリーショップPePeの2006クリスマスコレクションCMソングとしてOAされる。2006年12月6日リリース。

  1. My Brand New Eden
    Lyrics:
    山田タマル・山田奈奈・Morgan Fisher
    Music:
    中谷靖
    Arrange、Guitar:
    中谷靖
    Drums:
    江口信夫
    Bass:
    美久月千晴
    Organ:
    福田裕彦
    Chorus:
    山田タマル・重住ひろこ
  2. IRONY
    Lyrics and Music:
    山田タマル
    Arrange and Programming、Guitar:
    橋本竜樹
    Drums:
    あらきゆうこ(mi-gu)
    Bass:
    美久月千晴
    Piano:
    青木慶則(HARCO)
    Chorus:
    山田タマル・橋本竜樹
  3. 各駅停車の恋
    Lyrics and Music:
    山田タマル
    Arrange、Piano:
    村田昭
    Drums:
    河野道生
    Bass:
    FIRE from Dt.
    Guitar:
    知念輝行
    Percussion:
    田邊晋一
    Strings:
    弦一徹ストリングス
  4. ハイヒールの丘
    Lyrics and Music、A.Guitar:
    山田タマル
    Arrange and Programming、E.Guitar:
    橋本竜樹
    Drums:
    松下敦
    Bass:
    美久月千晴
    Soprano Sax:
    YOKAN
    Chorus:
    山田タマル・橋本竜樹
  5. Lyrics and Music:
    山田タマル
    Arrange and Programming、Guitar:
    橋本竜樹
    Drums:
    あらきゆうこ(mi-gu)
    Bass:
    美久月千晴
    Piano:
    青木慶則(HARCO)
    Chorus:
    山田タマル・橋本竜樹
  6. さよならドミノ
    Lyrics and Music:
    山田タマル
    Arrange and Programming:
    橋本竜樹
    Drums:
    松下敦
    Bass:
    美久月千晴
    Chorus:
    山田タマル
  7. 秘密の静寂
    Lyrics:
    山田タマル
    Music:
    橋本竜樹
    Arrange and Programming:
    橋本竜樹
    Drums:
    あらきゆうこ(mi-gu)
    Bass:
    美久月千晴
    Guitar:
    伊丹雅博・橋本竜樹
    Chorus:
    山田タマル

どこか懐かしく、シックな手触りを持つロック・チューン「My Brand New Eden」(資生堂「マキアージュ」のCMソング)、"軽やかなオルタナ感覚"とでも言うべきアレンジと心地よくも切ないメロディがひとつになったギター・ポップ「秘密の静寂」。わずか2枚のシングルによって鮮烈な存在感を示した山田タマルから、1stミニアルバム「回廊」が届けられた。'70年代グラムロックを彷彿とさせるギター・サウンドが印象的な「IRONY」、エヴァーグリーンな雰囲気を持つ楽曲を瑞々しいストリングスが鮮やかに引き立てる「各駅停車の恋」、レゲエっぽいビートを取り入れた「さよならドミノ」。質の高い楽曲とカラフルなサウンドを両立させた本作には、彼女が持っている奔放な音楽センスがたっぷりと表現されている。回廊に並べられた色彩豊かな作品をひとつひとつ鑑賞しているうちに、山田タマルというアーティストの全体像が浮かび上がってくる。この作品には、そんな立体的な魅力があるのだ。

「タイトルを考えてるとき、まず、ギャラリーっていう言葉が浮かんできたんです。写真や絵が並べてあって、そこにはそれぞれのストーリー、歴史、風景がある。1枚の作品をずっと見てる人もいるし、ダーッと見て回る人もいて……このミニアルバムも、ギャラリーに立ち寄るように楽しんでくれたらなって。1曲1曲のなかにいろんな景色が描けたと思うので、それを感じてもらえたら嬉しいですね」

シングル以外の5曲はすべて、彼女自身の作詞・作曲によるもの。たとえばカントリー・ミュージックからの影響をポップに表現した「ハイヒールの丘」を聴けば、彼女が持つ芳醇なソングライター・センスに驚かされるはずだ。

「カントリーは大好きなんです。母親の影響で、小さい頃からウィリー・ネルソンを聴いたりしてたので。自分では意識してないんですけど、洋楽のテイストは知らないうちに出てるのかもしれないですね。エブリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンみたいに、いろんな音楽を吸収して、自分なりの音楽を表現している人もすごく好きだし…。この曲の歌詞は"少し違う気分になりたい"っていう気持ちがもとになってます。女性にとってハイヒールって、自分のなかにある空気を変えたい、っていうときにキーになるアイテムだと思うですよ。私自身、気持ちの緊張感を高めるために意識してハイヒールを履いてたこともあるし」

また、ゆったりと漂うようなメロディ・ラインとエレクトロポップ的なアレンジがひとつになった「手」も、ひどく魅力的。

「浮遊感のあるメロディと淡々と刻まれるエイトビートのなかで、自分のなかにある思いがどんどん広がっていく……そんな感じの曲です。これはもう、橋本竜樹さん(Charaの楽曲を手がけるなど、現在、急激に注目を集めているクリエイター)のアレンジのおかげですね。私のイメージをはっきりと鮮明に見えるカタチにしてくれて」

時代を超える普遍的な空気を持ったソングライティング、斬新でポップな意匠を凝らしたアレンジ、そして、繊細な感情と大らかなバイブレーションを併せ持つボーカル。山田タマルの音楽はここから、さらに大きく広がっていくことになるだろう。

「"自分の思うようにやっていいんだよ"って言ってくれる素晴らしい人たちに囲まれて、ホントに気持ちよく音楽を楽しめてます。気持ちのなかに曇りがなく、"素"のままでいられる。自分の音楽を表現していくためには、それがいちばん大事なことなんだなって思いますね」

山田タマル「回廊」special interview text by 森朋之

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